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眼とブルーライト【青色光】影響・対策・効果

先日、当ブログを置いている「楽天 店長の部屋Plus」に機能追加があり、検索時にどんなキーワードで当ブログにたどり着いて頂けたか判るようになりました。

キーワードの中で特に目立ちましたのが、「ブルーライト」「青色光」で、関心の高さがうかがわれます。
少し前までは眼に有害な紫外線はUVカットで..と言われていましたが、昨今はブルーライトの害がテレビでも取り上げられるようになりました。

紫外線やブルーライトは白内障、黄斑変性症の原因と言われています。

紫外線はなんとなく判るけどブルーライトってなんぞや?という方。

分光透過曲線
これは分光透過曲線といって、各波長の光線が突き抜けているかを示すグラフです。
ご存知の紫外線は波長が10nm〜400nmの光線で目に見えない波長の光線です。
ブルーライトは紫外線より波長が長く、可視光線のうち400nm〜500nmの波長の光線をさし、青色系の光線である事から、ブルーライト、青色光と呼ばれています。
太陽から降り注ぐ紫外線のうち特に波長の短いUV-Cはオゾン層で吸収されます。
UV-Bは角膜で吸収されますが、UV-Aは網膜まで達し、強く浴びると眼炎等の障害を引き起こすと言われています。
ブルーライトも高いエネルギーを持ちながら眼の奥まで達する事から有害さが指摘されています。

上のグラフですが、青い線はUVカット機能の無いプラスチックレンズを通した場合の曲線となります。
赤い線はブルーライトに有効な淡いカラーをUVカット機能のあるプラスチックレンズに染色した場合の曲線となります。
濃い色で染色した場合には、曲線全体がもっと下にさがり、ブルーライト領域の減光率は高くなりますが、そのぶん視界が暗くなります。
ブルーライトの低減に有効なカラーとしては、ブラウン系、イエロー系、オレンジ系が挙げられます。
ブルーライトは太陽光以外にも蛍光灯、LED照明、LEDディスプレイ等、様々な機器から発生されています。

レンズメーカー各社もこのブルーライトに注目しています。
ブルーライト低減に有効なカラーの開発も盛んですが、職場により色付きのレンズが好ましくない場合、レンズのコーティングによりブルーライトを低減させる効果があるタイプも発売されました。
従来のメガネレンズには透過率を高めるためにマルチコートが施され、淡い緑色の反射色を有していました。
ニコン・エシロール社のコーティング、シークリア・ブルーでは、この反射色が青色となり、やや強めに反射します。
ブルーライト低減の効果はありますが、周りが暗い場所での使用時には、ゴーストによるチラつきが出てしまう欠点もあります。
HOYAから発売されたビーナスガードコート ラピスは、ニコンに比べ反射色を抑え、ゴースト対策も出来ているようですが、ブルーライト低減率では前者に歩があるようです。

網膜まで到達するブルーライトを低減する事は、眼の保護以外にもコントラストを高めくっきり見える効果もあります。

コントラスト効果

三角プリズムに太陽光を通すと虹が見られる!
小学校の時に理科の実験でみませんでした?
これは光が屈折するときに、波長により屈折の違いから発生します。
短い波長のブルー系はより強く屈折し、波長が長い赤系の光線は屈折が弱くなります。

これと同じ現象が眼でも起こっています。

波長による眼の屈折
最初にお断りしますが、上の図はかなり大げさに描いてあります。

図上では、自然光が眼に入った時ですが、青が強く屈折し焦点距離が短く、赤は逆に弱くなり、平均の黄色で網膜にピントが合っている状態です。図下では、ブルーライト低減効果のあるレンズを通した時となります。
上のAの幅がにじみとなりますが、下のBではその幅が短くなり、にじみが少なくなっています。
眼は調節力により網膜後方の焦点を、網膜上に移動(調節)させる力を持っているのも加え、シャープな見え方が得られます。
この点については微々たるものである事をもう一度お断りしておきます。

また、ブルー系の光は散乱しやすい特徴を持っています。
夕焼けが赤いのは、波長の短いブルー系の光線が、大気中のホコリや水蒸気にあたる事により散乱し、波長の長い赤系の光線のみが届く事により、赤く見えているのはこの特徴に由来します。

年齢を重ねた眼では水晶体が黄ばんできて、光が散乱しコントラストが低下します。
また、夜間のドライブ時にも最近は青白いヘッドライトの車が多くなり、光の散乱により眩しく感じられたりもします。
このような場合にもブルーライト低減対策は有効な手立てとなります。
染色による対策が有効な場合、コーティングによる対策が有利な場合があります。
メガネのご用命が御座いましたら、ご来店の上、ご相談くださいませ。

サングラスでもブルーライト低減効果のあるタイプが発売されています。
SWANS のサングラスとして有名な山本光学ではフラーレンレンズが開発されています。

フラーレンレンズとは、青色光(ブルーライト)を大きく減退させる眼に優しいレンズ。かすみや眩しさも抑え、すっきりとした視界を確保します。もちろん信号灯の青色はしっかりと認識する安全なレンズとして開発されています。
フラーレンとは?60億個もしくは70億個の炭素原子がサッカーボールのように結合した構造を持つナノカーボンで、この新素材をレンズに含有させることで、ブルーライトという特定の波長を低減させるレンズです。

サングラスですので夜間の運転には向きませんが、眼の保護、見やすさの点でとても有効です。
UVカットだけはもう古い?

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