メガネショップ.com (株)信栄堂眼鏡店

当店のモットー ホームページ ご注文からお届けまで 特定商取引法の表示 プライバシーポリシー

店舗紹介
ご注文からお届けまで
特定商取引法に基づく表示
プライバシーポリシー
眼とメガネのお役立ち情報
メールによるお問い合わせ

インフォメーション
は店休日となります。
営業日カレンダー

株式会社 信栄堂眼鏡店
営業時間:
午前9時〜午後7時
水曜定休
TEL:049-222-0809
MAIL:
sineido@meganeshop.com
〒350-0066
埼玉県川越市連雀町10-1

メガネレンズのJIS規格

 メガネレンズ(矯正用眼鏡レンズ=サングラスは含みません)に関するJIS規格が改訂され2000年10月18日の官報で公布されました。眼鏡業界では2001年4月を実施期間として準備が進められています。
新JIS規格では下記のようなレンズの安全性とレンズの透過率に関する要求事項が新たに規定(T7331:2000)されます。これから先、皆さんが眼鏡店で調整されたメガネに以下のようなレンズ特性を示したものが付記されてくる場合があります。多少判りづらいものですので、ここでご説明いたします。

安全性に関する基本的要求事項

  1. 生理的適合性
    レンズの製造には、重大なアレルギーを引き起こすような素材を用いることが禁止されています。
  2. 難燃性
    650゜Cに熱した6mmの鋼鉄棒を5秒間レンズに当てた後、鋼鉄棒をはなし、燃焼が継続しない事。
  3. 機械的強度
    安全性確保のために、レンズには22mmの鉄球による100ニュートン(約10kg)の負荷に約10秒耐える強度が必要とされます。

レンズの透過率及び特性に関する要求事項
分類....どんなカラーが施されているか

  1. 無色レンズ:カラーが施されていない。
  2. クリアレンズ:濃度20%未満(視感透過率80%を超える)カラーが施されている
  3. 均一カラーレンズ:濃度20%以上のフルカラーが施されている
  4. グラディエントカラーレンズ:濃度20%以上のグラディエントカラーが施されている

カテゴリー....視感透過率(τV【タウブイ】)の区分を0〜4の数字で表すもの
(一般的レンズの透過率として視感透過率τVは設計基準点での測定が3%以上でなくてはならない)

  • カテゴリー0:視感透過率80%を超えるもの
  • カテゴリー1:視感透過率43%を超え、80%以下のもの
  • カテゴリー2:視感透過率18%を超え、43%以下のもの
  • カテゴリー3:視感透過率8%を超え、18%以下のもの
  • カテゴリー4:視感透過率3%を超え、8%以下のもの

視感透過率τV【タウブイ】とは
380nm〜780nm(ナノメーター)の波長区間で、標準光源D65の分布に比視感度関数をかけたものを分母とし、メガネレンズを通して入射した光束に比視感度関数をかけたものを分子とし、100をかけたもの。(単位は%)
分光計の測定値を一般的な人の眼の昼間の感度で評価し直した値。高いほど目に明るいレンズといえる指標です。

運転用レンズの透過率....運転不適合性
昼間や夜間の運転に不適合な場合にのみ記載

  • 運転不適合....レンズの視感透過率τVが8%より小さい(カテゴリー4)か、500〜650nmでの分光透過率τ(λ)が一部でも視感透過率τVの0.2以下になりで信号認識に問題が起こり得るレンズ。または、信号機の赤、黄、緑、青の識別ができづらいもの。信号認識のための相対視感度減衰率(Q値)は以下の数値を保つことが求められています。
    Q値 Q=τsign/τV
    赤:0.8 黄:0.8 緑:0.6 青:0.4
  • 夜間運転不適合....視感透過率τVが75%未満のレンズは、夜間や薄暗い場所で視力低下の危険性があるので、夜間や薄暗い場所での運転には適さない。

 以上のような規定です。判りにくいですよね?^_^;
素材に関する部分はメーカーとそれを扱う小売店を信用して頂くしかありません。ここで心配になってくるのはカラーの部分に関してだと思います。まず、分類は読んで字の如しですからさて置き、カテゴリーですが、これは表記の通り視感透過率についての表示です。よく眼鏡店で目にされる○○カラー15%などの数字は、可視光線遮蔽率(85%が可視光線透過率)というもので、視感透過率とは別物です。近い数字ではあるのですが..。そこで、カテゴリーというものが設定されたわけです。
また、運転不適合性では、濃度やその色の持つ特性によって変ります。言い換えれば同じ濃度表示のカラーでも、その色調により、運転に対して適合か不適合か違ってきます。(例:表示がブルー50%フルカラー=夜間運転不適合 パープル50%フルカラー=運転不適合にはあたらず しかし、この場合、各メーカーの設定のカラーによっても違いがあります)
運転不適合について、ひとつ例を挙げてご説明してみます。

視感透過曲線
SAMPLE

 上図のような分光透過率曲線(グレー部分)をもつカラーのレンズがあった場合、視感度曲線は緑色のようになり、この時、視感度曲率26.7%に×0.2の5.3を500〜600nmの範囲(赤色の部分)で下回る部分があります。よってこのレンズの場合、運転不適合ということになります。

 

メガネ信栄堂

Copyright(c)2000-2015 SINEIDO.CO.,LTD. All rights reserved